【2022年】外国人が住みやすい世界の都市ベスト&ワースト10ランキング

COOQIE INC.

【2022年】外国人が住みやすい世界の都市ベスト&ワースト10ランキング

海外で暮らす外国人同士のネットワーキング支援団体『InterNations』が毎年、世界中の外国人居住者を対象に行っている調査の、2022年最新結果が公表されました。調査結果“Expat Insider2022”で発表された、外国人がもっとも住みやすい世界の都市トップ10を紹介します。

 

2022年:外国人が住みやすい世界の都市ベスト10

  1. Valencia(バレンシア・スペイン)
  2. Dubai(ドバイ・アラブ首長国連邦)
  3. Mexico City(メキシコシティ・メキシコ)
  4. Lisbon(リスボン・ポルトガル)
  5. Madrid(マドリード・スペイン)
  6. Bangkok(バンコク・タイ)
  7. Basel(バーゼル・スイス)
  8. Melbourne(メルボルン・オーストラリア)
  9. Abu Dhabi(アブダビ・アラブ首長国連邦)
  10. Singapore(シンガポール)

 

ランキングの指標

InterNationsの調査では世界50都市を対象に、以下のような指標でランキングを決めています。

  • 生活の質(移動のしやすさ・治安・気候など)
  • 移住のしやすさ(文化・友だちの作りやすさなど)
  • 労働環境(キャリア形成・職の安定・仕事に対する満足度など)
  • 生活に必須の要素(デジタル環境・言語・住居など)
  • 個人ファイナンス

2022年外国人が住みやすい世界の都市トップ10

参考:City Ranking Methodology

 

外国人が住みやすい都市第1位はスペイン・バレンシア

調査対象の50都市の中で、2022年はスペインのバレンシアが1位という結果になりました。バレンシアは”生活の質”の指標で1位を獲得、公共交通機関が安価であることや、レクリエーションスポーツの機会が豊富であることが評価されました。また、92%の在住外国人がバレンシアの治安の良さを感じているようです。さらに、”定住しやすさ”の指数でも50ヶ国中3位を獲得しており、バレンシアをホームのように感じ現地での生活に満足している人が多いということでした。

その一方で、”労働環境”の指標では50ヶ国中41位と低く、雇用市場やキャリア形成という点においては厳しい評価となっています。

 

メキシコシティは移住・経済環境で高評価。ただし治安に不安

マイアミ(第12位)やニューヨーク(第16位)よりも上位、北中米圏で唯一トップ10にランクインしたメキシコシティ。現地住民は概ね親切で、外国人も歓迎することから”移住のしやすさ”の指標では第1位を獲得、また物価も低いことから”個人ファイナンス”の指標でも1位となっています。その反面、治安などの安全面ではリスクを抱えており、”生活の質”指標では44位という低評価でした。

では続いて、ワースト10の都市を見ていきましょう。

 

2022年:外国人が住みやすい世界の都市ワースト10

41. Rome(ローマ・イタリア)

42. Tokyo(東京・日本)

43. Vancouver(バンクーバー・カナダ)

44. Milan(ミラン・イタリア)

45. Hamburg(ハンブルク・ドイツ)

46. Hong Kong(香港・中国)

47. Istanbul(イスタンブール・トルコ)

48. Paris(パリ・フランス)

49. Frankfurt(フランクフルト・ドイツ)

50. Johannesburg(ヨハネスブルグ・南アフリカ共和国)

 

最下位は南アフリカ共和国の最大都市、ヨハネスブルグでした。住居だけは比較的手頃であるという点以外は、外国人在住者からは全体的に評価が悪く、特に安全面は大きなネックになっています。

そして残念ながら、東京がワースト10内にランクインしてしまいました。東京は”労働環境”指標の中の「仕事満足度」と、”生活に必須の要素”指標の中の「言語」の2つにおいて50位という最低評価を受けており、やはり外国人にとっては日本的な働き方と、言語のバリアは快適に暮らす上での障害になっているようです。

 

『海外で暮らす』は近年どんどん身近に

2022年も残り2週間となりました。本格的なPost-COVID時代に突入した今年、皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか?コロナ禍により大きく変化したものの1つが”働き方”です。リモートワークはニューノーマルとなり、企業の多くはコロナ終息後もオフィス勤務とテレワークのハイブリッドを継続しています。

またはそれまでの生活を根本から見直し、フリーランスや起業など独立に舵を切った人も多かったと思います。住む場所や国にとらわれず、パソコン1台で働きながら海外で暮らす『デジタルノマド』が急増し、現在世界の様々な国が居住を受け入れるため”デジタルノマドビザ”の発給をサポートしています。

>>デジタルノマドビザの発行国はこちらの記事をチェック

 

今回の記事はアメリカでのデジタルマーケティングには関係のない内容でしたが、私も海外に暮らす”Expat”の1人として、いつか海外に出たいと思っている日本人の参考に少しでもなればと思い、2022年最後のブログとしました。今年も1年、ありがとうございました。どうぞ良い年をお迎えください!

 

<#1~50 : The Best & Worst Places for Expats in 2022>

2022年外国人が住みやすい世界の都市ランキング