アメリカのマッチングアプリ・オンラインデート最新事情
もうすぐバレンタインデーですね。アメリカでバレンタインデーは主にカップルのイベントで、男性が女性にギフトや花を贈ったり、雰囲気の良いレストランで食事をして過ごします。日本のようにチョコレートを渡す習慣はありません。今回はバレンタインデーにちなみ、アメリカでの最新マッチングアプリ・オンラインデート事情をご紹介します。
アメリカでのオンラインデート
日本で“オンラインデート”と言うと、対面で会うのではなく、スマホやPCを使ってオンライン上で異性とデートすることを指すようです。しかしアメリカでOnline Datingは、TinderやMatchなどのマッチングアプリを使ってデート相手を探すことを意味します。マッチングアプリを使って交際相手を見つけた人に「どうやって知り合ったの?」と聞くと「Online.」という言い方をします。ちなみにマッチングアプリのことはDating Appと呼びます。
10人中3人がマッチングアプリやデートサイトの利用経験あり
Pew Research Centerの調査によると、マッチングアプリやデートサイトを利用したことがあるアメリカ人は全体平均で30%。およそ3人に1人が利用したことがあるという結果でした。詳細を見ると、特に地方や郊外よりも都会に住んでいる人、また若い人ほど利用率が高いようです。
『マッチングアプリやデートサイトを利用したことがあるか?』
アメリカ全体平均:30%
<性別>
男性:34%
女性:27%
<人種>
白人:29%
黒人:34%
ヒスパニック:34%
アジア人:26%
<年代>
18-29歳:53%
30-49歳:37%
50-64歳:20%
65歳以上:13%
<居住エリア>
都会:36%
郊外:31%
地方:25%
マッチングアプリの種類はTinderが最多利用率
マッチングサービスを利用したことがある人のうち、約半分がTinder(ティンダー)を使ったと回答。特に若い層での利用が多いようです。
『利用したことがあるマッチングアプリ・デートサイト』
<Tinder>
18-29歳:79%
30-49歳:44%
50-64歳:17%
65歳以上:1%
全体平均:46%
<Match>
18-29歳:9%
30-49歳:34%
50-64歳:54%
65歳以上:44%
全体平均:31%
<Bumble>
18-29歳:51%
30-49歳:24%
50-64歳:9%
65歳以上:2%
全体平均:28%
<OkCupid>
18-29歳:18%
30-49歳:28%
50-64歳:15%
65歳以上:4%
全体平均:21%
<eharmony>
18-29歳:7%
30-49歳:21%
50-64歳:28%
65歳以上:34%
全体平均:19%
<Hinge>
18-29歳:39%
30-49歳:14%
50-64歳:3%
65歳以上:1%
全体平均:19%
10人に1人が現在のパートナーとはオンラインデートでの出会い
アメリカ人の10%が、現在のパートナー(結婚・同棲・交際の相手)とはオンラインデートで知り合ったと回答。18-29歳の層では20%にのぼっており、マッチングアプリでの出会いはどんどん普通のことになってきています。
『マッチングアプリ・デートサイトを通じてパートナーと出会った』
アメリカ全体平均:10%
<年代>
18-29歳:20%
30-49歳:11%
50-64歳:7%
65歳以上:4%
マッチングアプリの利用目的は男女でやや異なる
真剣な交際相手を探すために使われる一方、カジュアルなデート目的での利用も多い模様。特に男性でその傾向がやや高いようです。お互い同意の上であれば問題ないのですが、実際に出会ってからのミスマッチは避けたいですよね。
『マッチングアプリ・デートサイトのおもな利用目的』
<真剣な交際相手・結婚相手を探す>
全体平均:44%
男性:42%
女性:48%
<カジュアルなデート相手を探す>
全体平均:40%
男性:43%
女性:37%
<セフレを探す>
全体平均:24%
男性:31%
女性:13%
<新しい友だちを作る>
全体平均:22%
男性:20%
女性:24%